社会

町家物語館 常時公開 - 大正期の遊郭建築/大和郡山にオープン

新たに設けられた展示スペース=10日、大和郡山市洞泉寺町の町家物語館 拡大

 大正期の遊郭建築で、平成26年に登録有形文化財に登録された大和郡山市の「旧川本家住宅」が「町家物語館」として生まれ変わり、10日、オープンした。これまではイベント時など限定的な公開だったが、今後は常時、見学できるようになる。

 大正11~13年に建てられ、本館、座敷棟、蔵・納屋の3棟で構成される。本館は当時では珍しい3階建ての木造建築で、遊郭は昭和33年に廃業しているが、遊郭建築の特徴をよく残している。

 市は町家保存のため、平成11年に同建物を購入。建物の安全性や負の遺産と見られがちな遺構であることから活用方法が定まらずにいたが、市民主導での利用が活発になってきたため、市も常時公開に踏み切った。

 公開にあたり、市は約7000万円かけて耐震補強工事を実施。女性が控えていた玄関横の「娼妓溜」に展示スペースを設け、同部屋から客間に上がる階段を復元した。

 同日行われたオープニングセレモニーには地元住民ら約100人が出席。上田清市長は「川本家住宅の名前はなくなるが歴史を記憶にとどめながら建物を受け継いでいきたい」と述べた。打楽器奏者、スティーブ・エトウさんによるパフォーマンスもあり、出席者らは新たな歴史を刻み始めた建物内を見学した。

 同館は午前9時〜午後5時開館。月曜・祝日の翌日、年末年始休館。入館無料。

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