社会
生徒開発商品が好調 - 火を使わず香るアロマキャンドル/奈良情報商業高

桜井市河西の県立奈良情報商業高校(中井基雄校長)の生徒が、同校での開発商品「アロマプレート」の販売に取り組んでいる。商品製作や販路拡大にも積極的に挑戦。広告や対面販売といったノウハウについても学びを深めている。
同校では平成26年度から毎年、生徒が商品開発を実行。学校文化祭や地域イベントなどで販売している。本年度はさらに、委託販売の形で店舗販売にも乗り出した。
活動の中心メンバーは1年生の宇治花笑さん(15)と山田安香さん(16)、露木姫華さん(16)の3人。同校で平成27年度に開発された「アロマプレート」は、火を使わなくても香るキャンドルで、今回4種類の香りを用意した。商品は3人が放課後、手作りしている。
委託販売は9月から開始。学校周辺の店舗への売り込みから始まり、現在では道の駅針テラスや喫茶店、マッサージ店など県内13事業所20店舗に商品が並ぶ。これまでの売れ行きは好調で9月は404個、10月は287個を売り上げた。
3人は10日に行われた文化祭でも対面販売。宇治さんは「自分の薦めで買ってもらえるとうれしい」と笑顔で話した。
11月からは新たに生徒2人が活動に参加。今後さらに取り組みへの人数を増やし、商品の改良や販路の拡大も図りたい考えだ。
露木さんは「多くの人に買ってもらえるようにいい商品を作っていきたい」と意欲。山田さんは「貴重な経験。社会に出てからも役立つ」と意気込んでいる。
価格は1個200円(税込み)。瓶タイプ(ハート形320円、二層式270円)や芳香剤(170円)もある。
商品などへの問い合わせは同校、電話0744(42)4014。
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