総合
訴訟視野に対応策 - 「約束反故」問う/奈良市ごみ施設

奈良市の仲川元庸市長が先月の市長選で3選を決めたあと、市東部へのクリーンセンター移転建設を「地元同意が得られない」などを理由に「断念」を表明、「現地建て替えも含め検討する」と方針転換したことを受け、現・環境清美工場のある左京地区の自治会役員を含む住民ら約70人が27日、今後についての協議を行った。参加者からは「これは(移転候補地の)東部と、われわれ北部との住民対立ではなく、約束違反した市と住民との問題」などと意見が噴出。市長の姿勢は、市と地元住民ら「公害調停申請人の会」(吉田隆一会長)との平成17年末の公害調停による「移転約束」を反故(ほご)にするものとして、訴訟も視野に対応を諮ることを確認した。
集会は申請人の会の呼び掛けで開催。冒頭、吉田会長(55)が「皆さんの意見を聞きたい」と切り出し、意見集約を図った。…
集会は申請人の会の呼び掛けで開催。冒頭、吉田会長(55)が「皆さんの意見を聞きたい」と切り出し、意見集約を図った。…