社会

開発2年、自信作 - 糖度高く新鮮/県産蜂蜜どうぞ

全国初の取り組みで誕生した県産高級蜂蜜「大和の雫」 拡大

 高品質の県産生蜂蜜だけをボトル詰めしたブランド製品「大和の雫(しずく)」が出来上がり、8日から県内で販売される。県養蜂農業協同組合(事務局・大和郡山市丹後庄町、吉岡幸次組合長)と、やまと蜂蜜(本社・奈良市田中町、鳥居尚子社長)、県の3者が2年かけて取り組んできた成果。養蜂農家・団体と関係企業、行政が一体となって地元ブランド誕生にこぎ着けたのは全国で初めてという。

 「大和の蜂蜜」は組合指定の検査をクリアした県産生蜂蜜100%の製品。標準的な蜂蜜の糖度基準値が77度以上なのに対し、組合基準は79度以上に設定したほか、数値が低いほど加熱されていない“本物”だとされる鮮度や加熱履歴を確認する指標「ヒドロキシメチルフルフラール(H・M・F)」の標準的な基準値5・8以下に対し、組合基準は2・0以下としている。

 また安全性にも留意し、残留農薬、抗生物質が検出されないことも基準とした。

 機械を使って糖度調整せずに時間をかけて自然に熟成させるため、酸化が進んでおらず、雑味のないすっきりした甘味が特徴。

 まずは、やまと蜂蜜がペットボトル詰めした200グラム入り(税別2000円)の2000本を奈良市三条通のJAアンテナショップと橿原市常盤町のまほろばキッチンで販売。9月をめどにインターネット販売開始も予定している。

 吉岡組合長は「県内では50年ほど前まで養蜂が盛んだった。『大和の雫』で国内最高レベルの蜂蜜を味わってもらい、養蜂業復活へのてこにもしたい」と意気込んでいる。

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