経済

純天理産の純米酒 - 福住の米使い醸造/氷室のさと完成

オール天理で完成させた純米酒「大和高原 氷室のさと 天理福住」=天理市三島町の稲田酒造  拡大

 天理市福住地区で育てた酒米を、同市内で醸造した純米酒「大和高原 氷室のさと 天理福住」が完成し、同市三島町の稲田酒造で販売が始まった。

 市民グループ「大和ブランド推進協議会」(奈良市)が平成27年から取り組む事業。食米より高値がつく酒米への生産転換を促し、農家経営の安定化を図るとともに地域の活性化につなげるのを狙いとしている。

 1年目は同地区でできた酒米「吟のさと」を吉野町の醸造元で製造。しかし、2年目となり「せっかく造るなら『オール天理』を目指そう」と同社が協力を申し出て、純天理産の日本酒が出来上がった。

 本年度は酒米約750キロを収穫。1升(1・8リットル)瓶で約700本分の純米酒ができた。価格は1升瓶入り2800円(税込み)、720ミリリットル入り1400円(同)、300ミリリットル入り600円(同)。

 同社の稲田光守専務(43)は「純米酒だがすっきりとキレの良い味に仕上がった」と手ごたえ。同協議会の奥村直幸理事(44)は「これを機に福住の農家が酒米を供給できるシステムを構築していきたい」と話している。

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