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鮮やか「ビッグ幡」 人と人をつないで - 県障害者芸術祭開幕 東大寺でセレモニー

オープニングセレモニーで行われた「ビッグ幡」の掲揚=4日、奈良市雑司町の東大寺大仏殿前 拡大

 障害のある人たちの芸術活動を紹介する「県障害者芸術祭 HAPPY SPOT NARA(ハッピー・スポット・ナラ)2016―2017」(県、第17回全国障害者芸術・文化祭実行委員会主催)が4日、奈良市内で開幕し、同市雑司町の東大寺でオープニングセレモニーが行われた。12日までで、展覧会や舞台公演など多彩な企画が催される。

 県障害者芸術祭は、障害の有無に関係なく人と人とがつながることを目的に平成23年度に始まり、今年度で6回目の開催。今回は9月1日~11月30日に県内で一体開催される「第32回国民文化祭・なら2017」と「第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会」のプレイベントに位置づけられた。

 オープニングセレモニーが行われた東大寺は恒例企画「ビッグ幡(ばん)」の会場で、県内と東日本大震災、熊本地震の被災地の障害者が描いた絵をもとにデザインされた長さ約7メートル、幅約1メートルのカラフルな幡が8本、大仏殿前に掲揚されている。

 セレモニーには関係者約80人が出席。幡の奉納法要が営まれた後、主催者あいさつなどに続いて幡の掲揚式が行われ、デザインに関わった障害者や実行委員、寺の関係者らの手で掲揚された。

 幡とは寺院が重要な法要の際に高く掲げる旗で、平和の祈りや魔除けの意味があるという。

 ビッグ幡は東大寺の幡と同じサイズで制作され、デザインは「花鳥風月」をテーマに募集。184作品の応募があり、64作品がデザインに採用された。応募作品の原画184点は、同市登大路町の県文化会館展示室で展示されている。

 同館展示室ではゲームがテーマの展覧会、日中韓3カ国の精神障害者の創作の様子を収録したドキュメント映像の上映会、触覚で鑑賞する「さわって楽しむ体感展示」などを開催中で、街中の店舗や町家では障害者の絵画作品を展示する「プライベート美術館」が催されている。

 問い合わせは「たんぽぽの家」内のハッピー・スポット・ナラ事務局、電話0742(43)7055。

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