経済
新たに純米吟醸酒 - 志士へ思いしのび/清酒 天忠組
五條市今井1丁目の五條酒造は、幕末に五條で尊皇攘夷派志士が武力蜂起した天誅組にちなんだ清酒「五神・純米吟醸天忠組」を発売した。ラベルには「天誅組紀行」を執筆した、作家の故吉見良三さんの文字を使用。天誅組の解説文も併記し、明治維新の先駆けとなった志士たちの思いをしのんでいる。
大正13年創業の同社は、金剛山系の伏流水を使った「五神(ごしん)」を製造。天誅組を起爆剤とした町おこしに協力しようと、平成14年から本醸造酒「天忠組」を発売している。しかし近年、純米系酒の人気が高いことから、純米吟醸酒を新たに商品に加えた。
純米吟醸酒の天忠組は厳選した米を55%まで精米し、長期低温発酵で造り上げた。軽快な滑らかな味わいが特長で、やや辛口。商品名は志士の一人、伴林光平が書いた従軍記に「天忠組」と書かれていたことにちなんでいる。
ラベルの文字はこれまで同社関係者が書いたものを使っていたが、今回は14年に74歳で亡くなった吉見さんの文字を使用。吉見さんの弟子で、天誅組研究の第一人者の草村克彦天誅(忠)組記念館長が生前に贈られ、大切に保管していた書から取った。また、添えられた解説文は草村さんが書いている。
草村さんは「今年は吉見先生が存命なら米寿(88歳)を迎える年。先生の天忠組への思いを伝える一品になれば」と願う。
同社の中元英司社長(52)は「歴史に思いをはせながら、すっきりとした味わいの酒を楽しんでほしい」と話している。
同商品は1・8リットル入り2700円(税別)、720ミリグラム入り1350円(同)。
問い合わせは同社、電話0747(22…
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