社会

かわいい「春日鹿まんじゅう」 - 新しい古都土産誕生/奈良市内5店で販売

奈良の定番菓子をめざして販売された「春日鹿まんじゅう」=16日、奈良市雑司町の菊一文珠四郎包永本店 拡大
製造工場前で商品を手にする柳沢代表(左)=同 拡大

 和菓子店「柳松庵」(奈良市雑司町、柳沢育代代表)は、同町の若草山山麓にある和包丁製造販売と土産物店を運営する菊一文珠四郎包永(柳沢育代社長)本店の一部に製造工場を借りて、新しい県産の土産「春日鹿まんじゅう『かのこ』」を製造、16日から販売を始めた。春日大社の神が「白鹿」に乗って奈良に降り立たった伝説を踏まえ、雌雄2種類を縁起の良い「神鹿」の形に仕上げた。広島のもみじまんじゅうを見本にミルク味の白あんを、もっちり、しっとりした皮で包んだ。新しい奈良の定番の土産菓子を目指す。

 名称の「かのこ」は、奈良公園の小鹿のきれいな茶色の毛の中に混ざる斑点「鹿の子(かのこ)模様」にあやかった。1個のサイズは縦と横が約5センチ、厚さ約2・5センチ。重さ約200グラム。工場に新規導入した機械で1時間当たり300個を製造する。

 商品はオスとメスの2個入り(容量約400グラム)300円(税込み)と、6個入り(同約1200グラム)800円(同)の2種類。賞味期間は2週間で、菊一文珠四郎包永本店と市内にある同グループ店4店の計5店舗で販売。同社本店の通信販売でも扱う。

 今後は、カスタードや抹茶、チョコレートなどいろんな味の鹿まんじゅうを販売する予定。吉野くずやイチゴなどをあんの材料にするなど県産食材の活用も検討中だ。

 16日には、第60次式年造替を祝して春日大社に同まんじゅうを奉納。関係者を同工場に招待して製造工程を公開した。

 柳沢代表は「鹿まんじゅうは、子どもから大人まで食べてもらえるように甘さを控えめにした。奈良を訪れる観光客に思い出のお菓子として持って帰ってほしい。まんじゅうを販売することで奈良の観光をPRできるというモチベーションも上げていきたい」と話した。

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