考古学

出土瓦に「飛」の文字 - 創建時からの呼称か/飛鳥寺

飛鳥寺創建時に使われた可能性がある「飛」の文字が刻まれた平瓦(奈良文化財研究所提供) 拡大

 奈良文化財研究所は10日、6世紀末に創建された国内初の本格寺院、飛鳥寺(明日香村)出土の瓦から、創建時に使ったとみられる文字瓦が見つかったと発表した。「飛」と書かれた瓦は飛鳥寺を意味すると考えられ、創建時から「飛鳥寺」と呼ばれていた可能性を示す資料となりそうだ。

 昭和31年以降、同寺の発掘調査で出土した瓦を調べ、11点の文字瓦を確認。うち平瓦6点の文字が判読できた。

 「飛」とヘラ描きされた瓦片は縦10センチ、幅11センチ。瓦製作時の調整の特徴から、同寺創建時のものと考えられる。下に「鳥」の字があったかは不明だが、「飛」と書かれた木簡の例から、1字で飛鳥寺を意味する可能性があるという。

 同寺は「飛鳥寺」「法興寺」として日本書紀に登場。書紀の成立は奈良時代で、創建時に「飛鳥寺」だった証拠にはならない。木簡では、7世紀後半に「飛鳥寺」が使用されていたことが分かっている。

 調査成果は6月末刊行予定の「奈良文化財研究紀要2015」に掲載。瓦は9月13日まで、橿原市木之本町の奈文研藤原宮跡資料室で展示される。午前9時~午後4時30分。観覧無料。

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