歴史文化

飛鳥時代の建物跡 - 明日香・飛鳥寺西方遺跡

飛鳥寺西方遺跡で初めて見つかった建物跡(人が立っている白線内)、後方は飛鳥寺=5日、明日香村飛鳥

 日本書紀に登場する「槻(つき)の木の広場」と推定される明日香村飛鳥の飛鳥寺西方遺跡で、飛鳥時代の建物跡が初めて見つかり、村教育委員会が5日、発表した。仮設の建物とみられ、村教委は供宴に伴う施設や、壬申の乱(672年)の軍営に関係する建物の可能性を挙げている。

 現場は飛鳥寺西門から西へ約80メートル。昨年度調査で1列に並ぶ13個の柱穴が見つかり、範囲を確認するため、北側約330平方メートルを調査した。

 今回新たに19個の柱穴を確認し、東西に並ぶ2棟の建物跡だったことが分かった。2棟は6メートル離れており、各棟は南北2間(4・8メートル)、東西7間(約16~17・5メートル)。柱穴は直径約0・3~1・15メートル。穴は赤い焼け土で埋められていた。建物が焼失した状況は見られなかった。

 柱穴は深さ約30センチと浅く、大きさや形状、柱の間隔にばらつきがあるため、短期間存在した仮設の建物と考えられる。

 建物より前の時期は砂利敷きの広場で、建物の撤去後、あらためて砂利が敷かれたことも分かった。

 村教委は「日本書紀の記述から考えて、供宴施設や壬申の乱ごろに建てられた仮設建物と推測される」としている。

 現地説明会は8日午前10時~午後3時。小雨決行。駐車場はない。

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