社会

文化財に新たな“命” - きょうから修理特集展/奈良博

黒色の汚れが除かれ、彩色がよみがえった木造南無仏太子立像=24日、奈良市登大路町の奈良国立博物館 拡大

 今年3月までに修理が完了した文化財を紹介する特集展示「新たに修理された文化財」が、きょう25日から、奈良市登大路町の奈良国立博物館で開かれる。来年1月19日まで。

 同博物館では平成14年、敷地内に文化財保存修理所を設立し、絵画、彫刻、工芸などの各分野の収蔵品を毎年計画的に修理。一昨年から、成果発表を目的とした特集展示を行っている。

 今回は重要文化財4件を含む8件を展示。「木造南無仏太子立像」(鎌倉時代)は、「南無仏」と称えて合掌する2歳の聖徳太子像。手の接合部で納入品が見つかり、太子の手の中から仏舎利が現れたという説話を表したとみられる。

 「紺紙金字一字宝塔法華経」(重文)は平安時代の長寛元(1163)年に「心西入道」という人が極楽往生を願って製作。銀泥で描いた五輪塔の中に金泥で経文を書いたもので、解体修理を行った。

 また「刺繍法然上人絵伝」(江戸時代、一心寺蔵)は、周囲に大勢の協力者の名前も刺繍。新しく裏打ちを施し、剥落の危険性がある箇所を中心に膠(にかわ)で接着した。

 同博物館の谷口耕生・保存修理指導室長は「伝統的な技術を持つ職人たちによる修理の過程にも注目してみてほしい」としている。

 開館時間は午前9時30分から午後5時まで。休館日は来年1月1、6、14日。観覧料は一般500円、大学生250円。同2〜5日は春日大社参拝所で無料券を配布。同2、3日には各日先着100人に記念品を贈呈。

 問い合わせはNTTハローダイヤル050(5542)8600。

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