考古学

3次元レーザーで計測 - 古墳時代の甲冑を橿考研など

出土地の異なるよろいを重ねた3次元計測データ。鉄板の形状や大きさなどが一致する=県立橿原考古学研究所提供 拡大

 宮崎県から出土した古墳時代中期(5世紀)の甲冑(かっちゅう)を3次元レーザーで計測した結果、形状や大きさが一致するものがあることが分かり、県立橿原考古学研究所などの研究グループが21日、発表した。研究グループは「甲冑製作時に、平面的な設計図が存在していた可能性が高い」と話している。

 地下式横穴墓から出土した横矧板鋲留(よこはぎいたびょうどめ)短甲(高さ約45センチ、幅約30〜45センチ)と呼ばれるよろい9点を計測。

 3次元の計測結果を比較したところ、使われている鉄板の形状や大きさ、曲線の形状、連接位置などが2点ずつ3組で一致した。一致する短甲同士は、同じ設計図を使って作られたとみられる。

 これまでも設計図の存在は指摘されていたが、人間の手で計測した2次元の実測図を基に、複雑な立体構造をもつ甲冑を比較研究することは難しかった。

 橿考研の吉村和昭総括研究員は「設計図の違いが地域や工房など何に起因するのかが分かってくれば、製作技術や配布論にもアプローチできる。奈良を中心とする畿内をはじめ広くデータを収集したい」と話している。

 研究成果は12月20日まで、橿考研1階アトリウムで紹介している。午前9時〜午後5時。平日のみ。ただし11月10日は午後1時から同4時まで公開。

 問い合わせは橿考研、電話0744(24)1101。

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