社会

45年ぶり改修工事 - 本尊の“交代”も/東大寺三昧堂

改修のために拝観が停止される三昧堂の内部。中央が本尊の千手観音立像=20日、奈良市雑司町の東大寺 拡大
新たに三昧堂で本尊として安置される十一面観音立像 拡大

 奈良市雑司町の東大寺は20日、重要文化材指定の「三昧(さんまい)堂」(四月堂)について、を内部の改修工事などのため、きょう21日から拝観を停止すると発表した。本尊の千手観音立像(重文、平安時代)も同時に保存修理事業を行い、完成後は10月から東大寺ミュージアムの本尊として安置。9月下旬に予定される三昧堂の拝観再開後は、十一面観音立像(重文、平安時代)を本尊として祭る。

 三昧堂は平安時代の創建とされ、現在の建物は江戸時代に再建された。白壁に黒い汚れなどが目立つことから、昭和42、43年の解体修理以来45年ぶりに全面塗り替えを行う。

 千手観音立像はヒノキ材の一木造。彩色の剥落(はくらく)や像の傾きなどの傷みが進むため、国などの補助も得て約1900万円かけて修理する。

 詳しい来歴は不明だが、少なくとも明治36年には三昧堂に安置。ただ、像高約2・66メートルに比べて堂が小さいため、天井を切ってようやく納めていた。そのため、同寺が仏堂の一つに位置付ける東大寺ミュージアムの本尊として、日光・月光両菩薩像などとともに安置することにした。

 新たに三昧堂の本尊となる十一面観音立像は木造で像高約1・75メートル。約60年前まで二月堂に安置していたが、現在は収蔵庫に保管されている。二月堂と同じ「上院」に位置する三昧堂で改修を機会に安置することを決めた。東大寺の橋村公英庶務執事は「千手観音様の大きさも考えて、東大寺ミュージアムに安置する方がふさわしい。十一面観音様もゆかりの上院でお祭りするのが良いと判断した」としている。

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