歴史文化

墳丘の凹凸見えた - 3次元レーザー測量/西山古墳

三次元レーザー測量で作成された西山古墳の画像(杣之内古墳群研究会・国際日本文化研究センター提供)

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 天理大学などでつくる杣之内古墳群研究会(山内紀嗣座長)は24日、国内最大の前方後方墳「西山古墳」(天理市杣之内町・国史跡)で行った3次元レーザー測量の結果を発表した。巨大な墳丘の凹凸がはっきりと浮かんだ。

 前方後方形の下段に前方後円の上段が乗る特異な墳形で、4世紀後半の築造とみられている。

 同研究会は墳丘と周辺の13カ所でレーザー計測を行い、1億3500点の三次元座標データを得た。これまで昭和44年の測量図があるだけだった。

 今回の測量で計算した墳丘の全長は約180メートル、前方部幅約70メートル、後方部幅約91メートル。上段の形や大きさは桜井茶臼山古墳(桜井市外山)に似ているという。

 墳丘を立体画像で見られるほか、上空から見下ろした図や断面図も作成でき、今後の研究に役立つ。

 各撮影場所でパノラマ撮影も行い、画面上で周囲の風景を見渡せるようになった。

 杣之内古墳群は4世紀中ごろから7世紀中ごろに築かれ、軍事を担当した古代豪族、物部氏との関係が深いとされる。

 三次元レーザー測量は昨年発足した杣之内古墳群研究会と国際日本文化研究センターが共同で行った。

 同センターの宇野隆夫副所長は「墳形が類似した古墳との比較など、当時の政治的世界を考える足がかりになる」と話している。

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