考古学

飛鳥美人再現し慰霊祭 - 謎の被葬者、安らかに/高松塚壁画発見40年

高松塚古墳近くの納骨堂の慰霊祭に参列した関係者ら=21日、明日香村平田 拡大

 明日香村平田の特別史跡・高松塚古墳(7世紀末~8世紀初め)で、国内初の極彩色壁画が発見されて40年の21日、「飛鳥古京顕彰会」(関武会長)は、古墳近くの納骨堂で慰霊祭を行った。“飛鳥美人”を再現した衣装の女性ら15人が参列し、被葬者をしのんだ。

 被葬者は、骨の鑑定結果から熟年男性とみられている。骨はいったん桜井市の長谷寺に預けられたが、村民らが「古墳と離すべきではない」と要望。古都飛鳥保存財団が納骨堂をつくった。

 慰霊祭は10年ぶり。神職が祭詞を読み上げ、参列者は玉串をささげて静かに手を合わせた。関会長(77)は「まだ被葬者が分からず残念。発掘してしまったが静かに眠っていただきたい」と話した。

 考古学ファンの東京都武蔵野市の矢作寿々子さん(75)と生駒市本町の斉藤勢子さん(65)は飛鳥美人に心を奪われ、壁画発見の6年後に衣装を復元。「壁画の劣化はショックだった。一日も早く修復してほしい」と願った。

 この日は発見当時の模写を展示する高松塚壁画館は無料開放され、大勢の観光客が訪れた。初来訪の横浜市、谷萩愛子さん(71)は「40年前に新聞で見た感動がよみがえります。里山の景観が守られ、素晴らしい。ここに来て、発見のすごさを実感できた」と声を弾ませていた。

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