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「何してる馬淵首相補佐官」 - 県民に期待と不満

 震災と原発への場当たり的な対応で、菅直人首相の退陣は時間の問題となっているが、同問題担当の首相補佐官として、適切な対応ができていない馬淵澄夫衆院議員(県1区選出)への責任を問う声が高まっている。補佐官任命から80日近くになり、先週11日に、就任後初めて福島原発を視察するというスローぶりだ。「馬淵氏は何をしているのか」との県民の声に応えるため、奈良新聞社は13日までに、馬淵氏に対し「毎日、どのような仕事をしているのか」と、会見を求めた。しかし、多忙を理由にこれを拒否し、補佐官の仕事の内容説明と決意を示す文書が、秘書を通じて出された。具体性に欠けた抽象的な文章で、馬淵氏の行動や仕事はまったく不透明なまま。県内の首長とは面談の時間をとりながら、会見による県民への説明を拒否し、「すべて公開する」とした政府方針にも反する対応ぶりだ。

 馬淵氏は昨年9月に国土交通大臣に就任したが、中国漁船による尖閣ビデオ問題で問責決議されるなどして、今年1月の改造内閣で更迭された。ところが3月11日に震災が発生、その半月後の同26日に補佐官に就任し、再び首相側近に復帰した。担当は「東北地方太平洋沖地震による災害及び原子力発電所事故対応」。その日から連日、福島原子力発電所事故対策統合本部に詰めていると、本紙の「週間報告」で公表している。

 次いで4月16日には「社会保障・税一体改革及び国会対策担当」補佐官の細野豪志衆院議員が「原子力発電所事故全般についての対応及び広報担当」に任命されており、2人の補佐官が担当となった。

 こうした中で対策本部や会議などの乱立から、指揮命令系統が不明確との批判がされた。これを整理統合するとして、5月9日付で統合本部は「政府・東京電力統合対策室」と名前を変えた。この整理統合も名称変更などにとどまり、組織の統廃合は見送られている。政治家をトップとする「政治主導」人事にこだわったため、組織連携など十分に機能していないことが指摘されている。

 馬淵氏は、本紙の「週間報告」によると、5月4日の次女の結婚式や、元県議の父親の葬儀に出席した程度で、あとは「対策室」詰めの毎日という。

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