経済

“幻の甘さ”復活へ - 御所柿の収穫

たわわに実った御所柿=20日、御所市南郷の山中農園 拡大

 富有柿など甘柿の原種とされる御所市原産の「御所柿」の収穫が20日、同市内の果樹農家で始まった。23日から作業を本格化し、今年度は約200キロの出荷を見込む。一度は衰退した幻の柿が、地元農家らの手で復活を遂げそうだ。

 御所柿は1個あたりの重さが約120~200グラムと小ぶりで不ぞろいな形状が特徴。だが最盛期の糖度は富有柿を超える。

 複数の文献などによると、同柿は少なくとも江戸時代には同地で栽培され、徳川家や天皇家に献上されている。だが種子を作る力が低く、病虫害に弱い特性から戦後は衰退。市内の生産者は1軒だけになった。

 そんな中、御所柿の復活で地域振興を図ろうと、地元まちづくりNPO「ごせまちネットワーク・創」と生産者団体のJAならけん葛城柿部会が共同プロジェクトを発足。

 県などの指導を受けながら、3年前から同会の約15農家が他の柿の木に御所柿を接ぎ木して育ててきた。初収穫した昨年は120キロが採れており、今年は約1.6倍の収量を見込む。

 同会副部会長で、御所市南郷の山中農園代表、中坊成敏さん(54)は代々御所柿の栽培に携わっている。「御所柿ならではの味が支持されファンが増えている。今後も出荷量を増やしていきたい」と話している。

▼ 記事の詳細は本紙をご覧ください

購読のお申し込み

ウェブ限定記事

よく読まれている記事

  • 奈良マラソン「第一生命メッセージボード」
  • 興福寺中金堂再建記念 現代「阿修羅」展 図録
  • 日本のふるさと奈良 回帰展 皇室ゆかりの地を撮る! フォトコンテスト
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • Tour guide tabloid COOL NARA

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介

奈良新聞読者プレゼント

企画展「姿の美、衣装の美…肉筆浮世絵」の招待券

プレゼント写真
提供元:県立美術館
当選者数:5組10人
  • 12.9(土) 12.10(日)に開催 奈良マラソン2017
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • バナー広告のご案内
  • 奈良新聞シニアクラブ
  • 奈良新聞デジタル
  • ならリビング.com
  • 特選ホームページガイド
  • 奈良新聞社 採用情報