社会
大仏様にも熱いダンス - 29・30日、奈良で「バサラ祭り」

古都の夏をエネルギッシュに彩る「バサラ祭り」が29、30日の両日、奈良市で開かれる。11回目の今年は、東大寺などで初めて踊りを奉納。イメージキャラクター「しんくん」も誕生し、新たな出発となる。
形にとらわれない踊りで夏を盛り上げようと、平成11年に始まった。今年は奈良国立博物館前に主会場を移し、県内外から35チーム、約1100人の参加が予定されている。
29日は午後2時半から同8時半まで、主会場で順に踊りを披露。パレードは午後1時に県庁前歩道、同2時に近鉄奈良駅前を出発する。
30日は踊り隊が三つに分かれ、午後3時半から東大寺、興福寺、薬師寺でそれぞれ踊りを奉納する。各踊り隊とも「日本の始まり奈良」をキーワードに内容を構成するという。
イメージキャラクター「しんくん」は、県内の大学生で構成する支援グループ「B・S・T」が考案。バサラ祭り実行委員会によると「十二神将の伐折羅に憧(あこが)れる高校2年生」といい、神将の「しん」が名前の由来。
携帯電話ストラップも完成し、インフォメーションブースで販売する。
当日の飛び入り「踊り人」は29日が正午から、30日は午前10時から、県庁iセンター前で受け付ける。
魚谷和良・実行委員長は「派手なパフォーマンスだけでなく、奉納を通じて奈良が誇る寺社にも親しんでもらえれば」と話している。
問い合わせは実行委、電話0742(27)6700。
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