カルチャー

矛盾と悲哀、人の本質描く - ホラー映画「VAMP」

 吸血鬼をテーマに、恐ろしくも美しいヒロインの愛と運命を描いたホラー映画「VAMP」の公開に合わせ、小中和哉監督と出演した中丸シオン、高橋真悠が同作について語った。小中監督は「人の血を飲まないと生きられないバンパイアの姿を通じて、人が本質的に抱える矛盾や悲哀を表現したかった」と話した。

 男たちの生き血をすする主人公苓を演じた中丸は、台本を読んで「どう演じればいいのか、疑問が尽きなかった」という。小中監督と話し合い、役への理解を深めて撮影に臨んだ。「ダークヒーロー(のイメージ)に徹することを心掛けた」

 高橋が演じたのは、父親の虐待に苦しむ美以那。「自分には想像もつかないが、現実にこういう子はいる。当事者の人生を背負っていると意識して演じた」。傷ついた彼女が苓との出会いを経て、強く成長していく。

 2人は濃厚なラブシーンも披露している。初めてのヌードに不安を抱えていたという高橋だが「シオンさんも同じように不安を感じていると分かって、少し気持ちが楽になった」と振り返った。

 「人間ドラマもアクションも」という小中監督のこだわりで、激しい格闘シーンが終盤に。中丸は黒のレザースーツ、高橋はロリータファッションで、田中真琴演じる吸血鬼と対決する。小中監督は「いろいろなジャンルの楽しさが詰まっている」とアピールした。

 東京で23日から、名古屋と大阪で24日からそれぞれ開かれる「夏のホラー秘宝まつり2019」で上映。

(共同通信)

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