奈良であそぼう。飛鳥であそぼう。

 飛鳥は風の里である。
 ゆるやかな山々に縁どられた地に金風(きんぷう)が訪れると、土深く埋もれた都の記憶がよみがえり、語りだすのだ。
 推古女帝が豊浦宮(とゆらのみや)で即位してから、持統女帝が藤原京へ遷都するまでの約百年間。飛鳥京は、わが国の中心であり、ふるさとであった。
 遠く大陸や朝鮮半島からの渡来人が、仏教や医学、農耕や土木技術などを伝え、花開いたさまは、蓮のように華やかで豊かであっただろう。
 原風景の飛鳥。
 土地に隠れた深意を、触れる喜びを、知ってほしい。
 遠くに出かけることが、旅ではない。ひと駅先の景色を愛でることも、ちいさな旅となる。
 飛鳥では、古墳を巡るのも良し、社寺に参るのも良し。旅人をもてなす処も点在する。
 奈良であそぼう。
 飛鳥であそぼう。
 おとなの旅は、ここにある。

奈良であそぼう。飛鳥であそぼう。

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国の特別史跡 石舞台古墳

 国営飛鳥歴史公園が管理する石舞台地区内の、わが国最大の方墳。古墳時代後期に造られ、今は巨大な石を積みあげた横穴式石室が残るのみ。蘇我馬子の墓とも伝わるが、謎に包まれたままだ。近くには、棚田地形が広がる。


高市郡明日香村島庄133問明日香村地域振興公社
TEL.0744-54-4577
8時30分~17時

 

国史跡 都塚古墳

 柵ごしに、横穴式石室を間近に見ることができる。二上山から運ばれた凝灰岩の家形石棺が美しい。石室内からは、須恵器や鉄製品が出土した。別名「金鳥塚」とも呼ばれ、元旦に金鶏が鳴くという伝説が残る。階段ピラミッドのように石積みされた方墳として、話題になった。6世紀後半と推測される。蘇我一族の墓の説が有力。


高市郡明日香村阪田・祝戸

 

甘樫丘

 国営飛鳥歴史公園「甘樫丘地区」内にある、ハイキングコースとしても人気のエリア。展望広場からは、遠く金剛山系から大和三山、藤原京跡、飛鳥京跡などの、雄大な景色が広がる。晴れた日には、夕焼けも楽しみたい。園路には、万葉集や古事記、日本書紀にうたわれた40種類ほどの万葉植物が植栽されている。


高市郡明日香村大字川原問国営飛鳥歴史公園 飛鳥管理センター

TEL.0744-54-2441

 

飛鳥寺

 日本初の本格的寺院として、推古女帝の時代に完成した。蘇我馬子の発願。本尊の銅造釈迦如来坐像は創建当時のもので、日本最古の仏像(重要文化財)。「飛鳥大仏」として親しまれている。「飛鳥宮跡」(伝 飛鳥板蓋宮跡)を巡るウォーキングコースとしてもおすすめ。


高市郡明日香村飛鳥682
TEL.0744-54-2126
9時~17時30分(10月~3月は17時まで)

 

国史跡 中尾山古墳

 国営飛鳥歴史公園「高松塚周辺地区」内にある。天皇陵独特の八角形墳の形が特徴。明治時代に大きな石材が、庭石や道路石垣などの用材として売却破壊されたことがあり、古墳の前に立つと、文化財の大切さを改めて考えさせられる。火葬墓で骨蔵器が収められていたとされる。これからの季節、紅葉を楽しめるスポットだ。


高市郡明日村平田

 

飛鳥はガラスの故郷

 日本初のガラス工房とされる「飛鳥池工房遺跡」。飛鳥時代に作られていたガラス玉を、明日香村在住の陶芸家・脇田宗孝さんが復元。国営飛鳥歴史公園では、その古代炉を使い、主原料や製作技法もそのままに、「古代ガラス製作体験」を定期的に実施している。場所はキトラ古墳周辺地区「体験工房」で、実施日の1週間前までに申し込む。1人1000円。(写真は、事前予約制ガラス玉づくりによるもの)


<問い合わせ>キトラ古墳壁画体験館 四神の館

TEL.0744-54-5105

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