吉野林業は川上村で造林が行われたのが始まりであり、日本の林業の発祥とされる。豊臣秀吉の大阪城、伏見城築城や神社仏閣の建築部材として需要が高まり、造林によって吉野杉の生産が定着していった。この吉野杉も、高度経済成長期には銘木ブームで隆盛を極めたが、バブル崩壊後は価格の低迷と後継者不足などから、大きな岐路に立たされている。
林業の復興と地域活性化は吉野の長年の課題であったが、昨年10月、大淀町で「吉野の地域産業を発展させる会」の発足説明会が行われ、ハートツリー(株)代表取締役・服部進氏がマーケティング、ブランド・マネジメントにより木製品の新たな需要を創出し、その窓口として吉野と周辺地域の事業者を組織化する構想を披歴した。同会は森林の整備とCO2吸収量の増大による地球環境保全、林業関連産業の活性化を目指し、アド箸や間伐材ペーパーなど身近な木製品から将来的には住宅用建材や食材、観光など吉野地域のさまざまな産業の振興をも射程に入れたプロジェクトである。そしてこのほど、特定非営利活動法人(NPO) Yoshino Heartとして本格的に始動することになった。吉野の地域活性化の新しい動きとしてスタートする Yoshino Heartプロジェクトについて、NPO法人の関係者や外部有識者から率直な意見をうかがった。
(聞き手は小久保忠弘・奈良新聞社取締役編集部長)
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2009年11月27日付 奈良新聞【9面】 ![]() |
2009年11月27日付 奈良新聞【8面】 ![]() |
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