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第1回奈良マラソン 第30回奈良春日・大仏マラソン


優勝者一覧

奈良マラソン(フル)男子

●不屈の走り 復活V演出

 記念すべき第1回奈良マラソン男子を制したのは、地元の奈良産業大学陸上部の松本信行。「ゴールできたことがびっくり。奈良産業大学の名をアピールできてうれしい」と満面の笑顔を見せた。
 フルマラソンは初挑戦で、開口一番の「ゴールできてびっくり」という言葉は正直な心境だった。愛知出身の松本は高校から陸上を始めたが、5000メートルと10000メートルが専門。練習で30キロを走った経験があるだけで、42.195キロは未体験ゾーン。奈良マラソンを控えて同大陸上部の伊藤宇三美監督に「走ってみないか」と勧められ、挑戦の気持ちでエントリーしたという。
 レースでは、追い上げる展開となり「20キロ地点で先頭が見えず、自分のペースを維持し、耐えるしかなかった」。さらに30キロ辺りから疲労は一挙に脚にきたが、「苦を耐えれば勝てる」という監督の教えを念じて走った。
 我慢の走りが実を結んだのは36キロ過ぎ。先頭を視界にとらえ「気持ちが立ち直った」。その走りはペースを取り戻し、37キロ付近でついに先頭を追い抜き、プレッシャーをはねのけてゴールまで一気に走りこんだ。
 「監督の給水をしっかりとれとのアドバイスを守ったのが良かったし、なにより沿道の応援にくじけかけた気持ちを励まされた。来年も来たい」と話し、勝利の喜びに浸っていた。


奈良マラソン(フル)女子

●山道で鍛えた脚力 田畑が独走V

 フルマラソンの女子部門は招待選手の田畑郁恵(三重陸協)が2時間49分52秒で優勝。男子走者の早いペースに乗り、序盤から首位を保って“初代女王”の座に就いた。
 10月末から11月にかけて体調を崩したものの「その割には、記録は上出来」。地元、三重県三重郡菰野町の起伏の多い山道で鍛えた脚力を発揮し、20キロ、30キロ地点の苦しい坂を越えた。沿道だけでなく、併走する男子走者からも励ましを受け、力になったと言う。
 招待選手として誘いを受けて出場を決断。奈良公園では「すぐ横に鹿がいて驚いた」と世界遺産の中を走るコースを満喫。フルマラソン5、6度目の挑戦で初優勝を果たし「やっぱり気分が違う」と喜びをかみしめた。
 「最終盤の5キロは力を使い切ってしまい、苦しさを前もって知っていれば次から構えてしまいそう」と苦笑い。それでも「記念すべき第1回大会で優勝できてすごく光栄。次回も出られたらぜひ出たい」。さわやかな笑顔で締めくくった。


奈良春日・大仏マラソン(10km)男子

●競り合いを制し頂点喜ぶ山田

 男子10キロは36分台に4人が並ぶ接戦となり、航空自衛隊幹部候補生学校の26歳、山田勇太が2位の倉知昌広(岐阜)に13秒差の36分05秒で初優勝を飾った。
 今年、同校に入校したばかりで大仏マラソンは初挑戦。「前半のアップダウンがきつく、厳しいコースだった」とレースを振り返った。37分台にも8人がひしめいた。
 沿道には多数の先輩や仲間が応援に駆けつけ、優勝後の表彰式では賞状を掲げて声援にこたえた。
 高校時代は陸上部に所属し、県大会で入賞経験もある。幹候学校では、幹部自衛官としての資質や技能を養うため、日々厳しい訓練が続く。「訓練の成果が優勝という結果で現れてうれしい」ときっぱりと話した。



奈良春日・大仏マラソン(10km)女子

●初挑戦で好結果 笑顔見せる中田

 女子10キロを制したのは立命館大2年の中田香里(21)=京都=。2位とほぼ同着の接戦で、紙一重で競り勝った。
 大仏マラソンは初挑戦と言い「コースの下見もしていなかったので全く未知のコース。『とにかく走り切ろう』と思っていた」と振り返った。
 高校3年で出場した宇治川マラソン10キロで優勝の経験を持つ。本格的な大会はそれ以来で、「自分の感覚を大切にするため時計は見ないようにしていた」と言う。
 結局、時計を一度も見ずに39分51秒でゴール。現在は小学生の陸上教室でボランティアとして活躍しており、「陸上部の選手にはかなわないが、子どもたちと一緒に走っているのがよかった」と笑顔を見せた。



奈良春日・大仏マラソン(5km)男子

●接戦を制し熱意が結実

 5キロ男子は2秒刻みで3位までの上位選手が相次ぎゴールする接戦となり、41歳の山本淳史(京都市北区)が17分54秒で総合優勝を果たした。
 大仏マラソン出場は今回で9回目。毎回のように入賞し、3位以内に5度入った実力者ながら、今回が初の栄冠。
 今回は奈良市鴻ノ池陸上競技場を発着点にするコースとなり「毎年に比べアップダウンが少なく、楽に感じた」。沿道の声援が多く、気持ちよく走れた上に「優勝するまで出場する」という熱意が最後のトラック勝負で実を結んだ。
 初めて優勝のゴールテープを切り、今までにない感動を味わった山本。「来年も頑張りたい」と、より一層の熱意を燃やした。



奈良春日・大仏マラソン(5km)女子

●1分差つけ圧勝に笑顔

 女子5キロは木津川市立木津第二中学校2年の樋口菜穂子(14)=京都=が20分34秒で制して初優勝。2位の西出早織(13)=奈良=に約1分差をつけた余裕の走りで、「残り2キロからきつかったけどテニスで鍛えた成果が生かせてうれしい」と笑顔を見せた。
 大仏マラソンには小学生から参加しているが、陸上競技の練習は特にしていない。テニス部では毎日数キロは走ると言い、厳しい走り込みの成果が好成績につながった。
 ただ、これまでの大仏マラソンとコースが違うだけにペース配分が難しく「しんどかった」と本音も。大仏マラソン30回と平城遷都1300年の記念大会を制し「来年もできれば参加したい」と早くも意欲を見せていた。



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