滑らかな画筆残る-「朱雀」公開・保存委からも感嘆の声
明日香村阿部山のキトラ古墳(7世紀末〜8世紀初)の壁画保存修復で、文化庁の保存活用調査研究委員会作業部会(座長・巽淳一郎奈良文化財研究所都城発掘調査部副部長)が22日、奈良市佐紀町の奈良文化財研究所で開かれ、完全な形で剥(は)ぎ取られた四神像「朱雀」が委員らに公開された。
朱雀は今月15日、専用器具「ダイヤモンドワイヤー・ソー」で余白の漆喰(しっくい)も含め、縦約22センチ、横約52センチの大きさで剥ぎ取りに成功。脱酸素材が入ったビニール袋に包まれ、湿度100%に近い状態で保存されている。
この日は透明のビニール板で厳重に保護して公開された。視察した各委員からは今にも飛び立とうとする躍動感にあふれる朱雀の姿や、滑らかで丁寧な画筆に感嘆の声が挙がっていた。
(2007.02.23 奈良新聞)
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報道関係者らに初めて公開された明日香村阿部山のキトラ古墳の壁画「朱雀」=22日、奈良市佐紀町の奈良文化財研究所(代表撮影供

「朱雀」を観察する調査観察委員会の委員=22日、奈良文化財研究所(代表取材) |