明日香村阿部山の特別史跡キトラ古墳(7世紀末〜8世紀初)で壁画の修復保存を行う文化庁は14日、石室南壁の四神像「朱雀(すざく)」の剥(は)ぎ取りに向けた準備作業を終えた。同庁は、きょう15日午前9時から、剥ぎ取り作業を開始。順調に行けば正午ごろには、四神像のうち最後まで残った朱雀が石室から取り出される。
この日は午前9時から作業員3人が石室内に入り、剥ぎ取りの専用器具「ダイヤモンドソー・ワイヤ」を移動させるレールの設置や壁画補強のためにプラッチックのシートを表打ちする作業などを実施。ワイヤの通す切り口を作るため、朱雀の左側余白を約1センチ切り取った。
(2007.02.15 奈良新聞)