余白部分を剥ぎ取り-来月14日から朱雀に着手
壁画の劣化が進む明日香村阿部山のキトラ古墳(7世紀末〜8世紀初)で、文化庁は1月18日、南壁に描かれた四神像「朱雀(すざく)」周辺にある余白の漆喰(しっくい)の剥(は)ぎ取りを行った。
朱雀本体の剥ぎ取りに向けた準備のために実施。朱雀上部の余白(横約50センチ、縦約10〜18センチ)を、横約35センチ、縦約10〜13センチを最大に3分割した。すでに劣化により剥がれかけている部分で、技術者3人が細いメスなどが使って剥ぎ取った。
文化庁は今後も週1回のペースで、専用器具「ダイヤモンドワイヤー・ソー」などを使って朱雀周辺の余白の剥ぎ取りを実施する。来月14、15日に朱雀本体の剥ぎ取りを行う予定。
川野辺渉・東京文化財研究所修復技術部修復材科研究室長は「今回は剥がれやすい部分だったが、これからが正念場。来秋には朱雀の本体の剥ぎ取りの見込みができると思う」としている。
(2007.01.19 奈良新聞)
|トップページ 詳報キトラ古墳メニューへ |
|