きょうから剥ぎ取り-キトラ古墳壁画
明日香村阿部山の特別史跡キトラ古墳(7世紀末〜8世紀初)の壁画劣化問題について討議する、文化庁の保存活用等調査研究委員会(座長・藤本強国学院大学教授)が10月15日、東京都千代田区の如水会館で開かれた。石室内に残る十二支像の寅や朱雀の剥(は)ぎ取り方法について、10月31日に同委員会のワーキンググループが決めた電動カッター「ダイヤモンドワイヤー・ソー」の使用を正式に承認した。天井の天文図等は、朱雀などの剥ぎ取り終了後、あらためて委員会とワーキンググループで方法を検討する。
今後は、両絵図の周辺余白部分を剥ぎ取り、問題がなければ十二支像の寅、朱雀の順に作業を進める。11月16日に東壁余白部分(十二支像の寅の下)と南壁余白部分(朱雀の下)を、翌17日に東壁余白部分(十二支像の寅の右側)をダイヤモンドワイヤー・ソーを使って剥ぎ取る。順調に進めば年内にもすべての剥ぎ取りが完了する予定。
(2006.11.16 奈良新聞)
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