17カ所にカビ-定期点検
文化庁は10月18日、今月17日に実施した明日香村阿部山のキトラ古墳(7世紀末〜8世紀初)の定期点検の結果を発表し、石室内計17カ所で黒い粒状や白い綿状などのカビらしきものを確認した。
天井中央の東壁との境界付近の石材上に横約2センチ、縦約1センチの範囲で黒い粒状のカビらしきものを確認。北壁東側中央の余白に直径約2ミリの緑綿状のカビらしきものが見つかった。このほか、東西南北の壁計15カ所に白い綿状のカビが確認した。いずれも蒸留水やエタノールなどを含ませた筆で除去した。
また、文化庁は同日、小前室結露対策の作業を開始。石室と保存施設の接合部にあたる同室のコンクリート壁に樹脂を混ぜた土を塗る作業を行う。作業は10月20日までの予定で、墳丘の防水シートの取り替えなども行う。
(2006.10.19 奈良新聞)
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