キトラ壁画保存対策で委員会-9月22日に文化庁
文化庁は9月14日、明日香村阿部山の特別史跡キトラ古墳(7世紀末〜8世紀初)の壁画が劣化している問題を検討する、保存活用等調査研究委員会(藤本強・国学院大学教授)を9月22日に東京都内で開くと、発表した。
同委員会の開催は昨年11月以来、約10カ月ぶり。24人の委員にキトラ古墳石室内の環境状態などを報告。今後の壁画保存対策について、前回の委員会で一部の委員から出された石室解体論を含めて議論する。
同庁は平成16年9月、石室内壁画のはぎ取り方針を決め、昨年秋から四神像の白虎や玄武などのはぎ取り作業を行ってきた。だが今年1月、十二神像の「寅(とら)」は、漆喰(しっくい)が石壁に固着し、絵に損傷を与える恐れがあるためにはぎ取り作業を断念。同様に、はぎ取りが困難な南壁の朱雀や天井の天文図などが石室内に残り、カビやバクテリアの増殖が懸念されている。
(2006.09.15 奈良新聞)
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