はぎ取りによる極彩色壁画の修復作業が進む明日香村のキトラ古墳(特別史跡、7世紀末〜8世紀初め)で、平成17年夏にカビや除去の難しい微生物の被害を受けるなど短期間で急激に壁画の状況が悪化したことが6月21日、文化庁の内部文書で分かった。 同庁は、作業に伴う人の出入りや石室内の温度上昇など複数の要因があると推測。石室にははぎ取り困難な四神図「朱雀」や東アジア最古とされる天文図などが残されており、関係者はカビが発生しやすい夏を前に被害の拡大を懸念している。 共同通信社の情報公開請求に対し、同庁が15年8月〜18年3月の作業内容などを記録した日誌を公開した。 (2006.06.22 奈良新聞)