文化庁は6月2日、明日香村阿部山のキトラ古墳(7世紀末〜8世紀初)で、南壁に描かれた朱雀の尾羽部の表面など石室内3カ所に白綿状のカビらしきものが見つかったと、発表した。 同日午前に実施された定期点検で確認。文化庁のよると、朱雀のカビらしきのものは、5枚ある尾羽の2枚目から5枚目にかけての先端部に、弧を描くような線状に長さ約5センチ発生。このほか、南壁の盗掘口には天井から長さ約8センチ、北壁の東隅にも長さ約13センチのそれぞれ白綿状のカビらしきものが確認された。以前にも確認されたものと同種の物と考えられるという。 文化庁はいずれもエタノールを含ませた筆を使って除去した。 (2006.06.03 奈良新聞)