白虎としばしお別れ- 一般公開終え修復保存へ
奈良国立文化財研究所飛鳥資料館(明日香村奥山)の一般公開されていたキトラ古墳(同村阿部山、7世紀末〜8世紀初)の壁画「白虎」が5月31日、公開期間を終え、修復保存を行う奈良市二条町二丁目の同研究所に搬送された。
白虎の描かれた漆喰(しっくい)は、振動を与えないようウレタン製のクッション材とともに約1メートル四方の木箱に梱包。美術品搬送用のトラックに積み込まれ、事故などに巻き込まれないよう県警のパトカーに警護されながら、約1時間20分かけて同研究所に無事到着した。
白虎は5月12日から28日間、同資料館で一般公開され、内覧会を含め延べ約6万人が来場した。貴重な壁画を預かる大役を終えた同資料館の杉山洋学芸室長は「予想を上回る6万もの人に来場していただき、何事もなく終えて正直、ほっとしている」と安堵の表情を浮かべていた。
(2006.06.01 奈良新聞)
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搬送のため厳重な梱包を施されるキトラ古墳の白虎=31日、明日香村奥山の飛鳥資料館 |