カビ対策で専門家会合-高松塚壁画問題受けて文科省
文部科学省は5月23日、明日香村の高松塚、キトラ両古墳(いずれも特別史跡)で石室内にカビが大量発生し、壁画が劣化した問題を受け、カビ対策を検討する専門家会合を6月上旬に発足させると発表した。
小坂憲次文科相が同日の閣議後の記者会見で明らかにした。
会合のメンバーは大学、研究機関、民間企業の文化財やカビ対策の専門家らから今後、人選する。古墳だけでなく、大学や美術館などが所蔵する絵画や遺物なども対象に、カビ発生のメカニズム解明や対応策を検討。年内にも報告書をまとめる方針。
文化財のカビ対策は従来、文化庁中心に行われていたが、カビ対策に総合的に取り組むため、文科相が会合開催を提案した。
小坂文科相は「文化財保護においてカビ対策は悩ましい問題。専門家の科学的知見を結集したい」と話している。
(2006.05.24 奈良新聞)
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