天文図に黒い斑点-キトラ壁画
明日香村阿部山のキトラ古墳(7世紀末〜8世紀初め)で、石室天井に描かれた天文図にカビとみられる黒い斑点が発生しているのが見つかり、文化庁が5月17日発表した。
黒い斑点は、天文図の西側にある星座「畢宿(ひつしゅく)」近くの朱線(赤道)にかかるようにして直径2〜3センチの範囲で発生。粘り気があるという。この日行われた定期点検で見つかった。
前回(5月12日)の定期点検では確認されなかったことから、ここ数日の間で発生したものとみられる。文化庁はサンプリングしたものを分析した上で、除去方法などを検討するという。
同古墳では、4月28日にも天文図の東側にある星座「尾宿(びしゅく)」で黒いカビが発生。今回の黒い斑点は、粘性があるなど特徴に違いがあることから、別の種類とみられる。
(2006.05.18 奈良新聞)
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天文図で新たに見つかったカビとみられる黒い斑点(文化庁提供) |