奈良新聞
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詳報キトラ古墳

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白虎、古里へ-飛鳥資料館であすから展示

 明日香村阿部山のキトラ古墳(7世紀末〜8世紀初め)の石室からはぎ取られた壁画「白虎」が、あす5月12日から、同村奥山の飛鳥資料館「キトラ古墳と発掘された壁画たち」展で一般公開される。これに先立ち5月10日、同壁画の搬入作業が行われた。展示は5月28日まで。同資料館は「壁画古墳の壁画の公開は初めて。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と話している。
 奈良市二条町二丁目の奈良文化財研究所で保管されていた白虎の壁画は5月10日午前10時50分ごろ、断熱材を充填(じゅうてん)した木箱に納められ、専用のトラックで運び出された。関係車両とパトカーに前後を護衛されたトラックは国道24号などを通り、正午に飛鳥資料館に無事到着した。
 70センチ四方の木製の額縁に納められた白虎は、慎重に木箱から取り出され、展示用のガラスケース内の台の上に寝かすようにしてそっと置かれた。ケース内は常時湿度60%を維持。台は免震構造になっている。
 はぎ取られる前の白虎(西壁)は、石壁から浮き上がり、いまにも落下しそうな状態だった。平成16年9月に胴体、17年5月に前足がそれぞれはぎ取られ、絵が描かれている漆喰(しっくい)を補強するなど保存処理が行われた。
 入館料一般500円、大学・高校生300円、中学生以下無料。問い合わせは、同資料館、電話0744(54)3561。

(2006.05.11 奈良新聞)


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一般公開を前にガラスケース内に納められる「白虎」=10日午後0時30分ごろ、明日香村奥山の飛鳥資料館
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