丑の絵全体をはぎ取り-キトラ古墳壁画
壁画に小さな穴が空いたり、微生物による透明物質が発生するなど被害が相次いでいる明日香村阿部山のキトラ古墳(7世紀末〜8世紀初め)で、文化庁は1日、北壁の十二支像(3体)のうち、右側の丑(うし)の絵全体と左側の亥(いのしし)の絵の一部をはぎ取った。
この日、修復作業員らが石室内に入り、事前に表打ちされた丑の絵とその周囲の余白も含めた縦24センチ、横17センチのしっくいを石壁からはぎ取った。
また、すでにしっくいが大きく欠けている亥は、手にした武器の絵の一部など赤い色が残っている2カ所と余白1カ所をはぎ取った。胴体付近のしっくいはいびつな形で残り、場所によってしっくいの状況が違うため、分割してはぎ取るなど作業方針を検討した上ではぎ取ることにした
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(2005.11.02 奈良新聞)
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