極彩色壁画のはぎ取り作業が再開された明日香村のキトラ古墳(特別史跡、7世紀末〜8世紀初め)で、天文図が描かれた天井のしっくいが約10センチ四方にわたってはく落していることが10月28日、文化庁の調査で分かった。 現存するものの中では東アジア最古で、金箔(きんぱく)で星を表現している天文図そのものには影響はなかったが、文化庁は「原因も分からず、はく落を防ぐ有効な方法も見当たらない」と頭を抱えている。 文化庁では、11月中旬に開かれる予定の調査研究委員会で、今後の対策を検討する。 (2005.10.29 奈良新聞)