このページでは、Javascriptを使用しています 第29回奈良春日・大仏マラソン全国大会|優勝者一覧|

第29回奈良春日・大仏マラソン全国大会

優勝者一覧

男子10キロ

●41歳、山下(兵庫)初V-40代対決振り切る

 男子10キロは41歳の山下智弘(三碓オヤジーズ)が45歳の南藤宏和(奈良市民走ろう会)との激戦を制し、7秒差の33分05秒で頂点に立った。最終盤のスパートには若手ランナーも「むちゃくちゃ速かった」と脱帽。「きょうは勝たせてもらいました」(山下)。屈託のない笑顔で初優勝を喜んだ。
 3年前にスキーでひざの前十字靭帯(じんたい)を痛め、リハビリを兼ねて走り始めた。高校の陸上部以来のマラソンは「自分より年上でも速い人がいて励みになり、頑張れる」。
 記録の向上につれ食生活にも気を配るようになり、当時は75キロあった体重は現在55キロに。全国各地の大会に参加し「いつも次の大会を探している」。週末には三碓の陸上クラブで小学生約50人に指導する立場でもあり「子どもに負けたくない対抗意識が励みになる」という。
 フルマラソンにも挑戦し2大会目の福知山マラソンで2時間36分41秒を記録。来年、平城遷都1300年記念事業として行われるフルマラソンにも「もちろん出ます」。新たな目標に目を輝かせた。


男子5キロ

●奥中(奈良)V2-前回王者の重圧耐え

 前回大会と同じカエルのかぶり物で5キロ男子2連覇を果たした奥中洋貴(25)だが、昨年より苦しいレースになった。
 1日に20~30キロを走っていた昨年とは異なり、仕事との兼ね合いで練習頻度・距離ともに大幅に減少。自身の走りに対する不安に加え、前回覇者に集まる注目も「正直、重圧だった」という。
 練習量の差が響き「苦しかった」中盤を好天とボランティアの誘導に助けられた。前回大会に一緒に出場し、その後結婚した奥さんやその友人らの応援も、大きな支えになった。
 「連覇できるとは思っていたなかったけれど、やればできる自信がついた。これからもいろいろなことに挑戦していきたい」。奥中は昨年より一層達成感に満ちた笑顔でコースを後にした。



女子10キロ

●佐野(三重)が初優勝-温かい応援気持ちいい

 女子10キロは2度目の挑戦となった佐野亜弓(28)=三重県=が36分46秒の好タイムで初優勝。惜しくも準優勝に泣いた2年前の雪辱を果たした。
 「調子が良かったので(ペースを)上げられるだけ、上げて行こうと思った」と佐野。積極的なレース運びが功を奏した。
 ゴール時には腕時計を見て自分のタイムの確認する余裕も見せた。「順位はあまり気にせず、目標タイムの37分を切ることだけを考えて走った」と自分との戦いを強調。それでも、「優勝できたことは素直にうれしい」と笑顔を見せた。
 高校や実業団で5000メートルなどの長距離選手として活躍。大仏マラソン出場の動機は「『世界遺産を走ろう』というキャッチフレーズが面白そうだったから」という。
 アップダウンがきついクロスカントリーのようなコースとともに、「応援の人が多くて気持ちよく走れた」と沿道の人たちの温かさにも魅せられた様子だった。


女子5キロ

●山下(京都)制す-景観や鹿が“励ましてくれた”

 女子5キロは山下沙織(21)=京都=が初出場で栄冠に輝いた。「久しぶりの1位だったので気持ちよかった」。
 小学生から陸上競技を初め、現在は京都光華女子大学の陸上部に所属。2年連続で全日本大学女子駅伝に出場した。いつもはチームで力を合わせるが、この日は孤独な戦い。「光華の子が走っている」と、ふるさとの京都からの観光客に応援されたことが心強かったという。
 スタート直後、若草山に向かう上り坂にやや苦しんだが、美しい景観や鹿たちに励まされた。「動物がいるコースは生まれて初めて。今年最後のレースを気持ち良く終われた」と満足そうだった。


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