もくじ
奈良のふるさとのはなし

三つの問題
鹿殺し裁判

のせがわのむかしばなし
蕎麦の軸の赤いわけ
天狗の扇
蟹の報恵
ふくろうの染物屋と烏
 (野迫川村要覧より)

悲運の皇子 自天皇
-その1-
-その2-
 (川上村「後南朝と川上村」より)

十津川妖怪譚
だる/ダル
天狗/テング
ごうら/ゴウラ
山女郎/ヤマジョウロ
山姥/ヤマンバ

一本だたら/イッポンダタラ
山小屋の怪異/ヤマゴヤノカイイ

「神饌」神々との宴
1.往 馬 大 社
2.門 僕 神 社
3.談 山 神 社
4.八 幡 神 社
5.倭 文 神 社
6.高 山 八 幡 宮

その他のおはなし
四社神社秋祭り
安堵町・なもで踊り

日本の造林王
土倉庄三郎

東吉野が育んだ秀句紀行
「原 石鼎」



奈良のおはなし
のせがわむかしばなし
天狗の扇 (正直者の天昇り)
 昔、正直な1人の男がおった。それで「お前は正直者やさかいどんな事でもかなえてくれるこの扇をやろ」と言って天狗さんに扇をもろた。

 男は自分の鼻が低いのを終始気にしとったんで「この鼻高なれ」と言って扇でパッパッと煽いどったら、どんどん高くなって天までついた。天上の者共は面白がって鼻に栓をしてしもた。男は慌てて「低なれ低なれ」と煽いだので、低うはなったが栓をされとったので、鼻は下りて来ず、我が身が持ち上がってしもて、宙ぶらりんになってしまったんやとい。そやさかいあんまり欲ばったらあかんぞ。
天狗の扇
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野迫川村要覧より



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