社会
奈良県五條市で青梅の出荷始まる
大和にも“梅仕事”の季節が到来。青梅の産地・奈良県五條市で、伝統的な品種「白加賀」と「鴬宿(おうしゅく)」の出荷が始まった。
生産者約180人でつくる「JAならけん西吉野梅部会」では1日、同市西吉野町平沼田の共同選果場を稼働した。開花期が短かった今年は着果量が少ないが、そのぶん大粒に育っているという。
部会長の岡田正俊さん(47)は「5月にはじゅうぶんな雨の恵みをもらい、みずみずしくいい梅ができてます」と満足げ。今月中旬から下旬にかけて、梅干しに人気の品種「南高」を収穫、出荷する。全体の出荷量は昨年より4~5割減の5~600トンを見込んでいる。
電話予約で直売(1キロ単位)もしていて、発送にも対応する。問い合わせは、同選果場、電話0747(34)0550。