政治
一つの「区切り」/前途多難 奈良市新斎苑事業、市民の受け止めさまざま
奈良市の新斎苑事業は、「旅立ちの杜」の工事が完了。あとは開業を待つばかりとなり、一つの「区切り」を迎えた。しかし、持ち越されたり、新たに待ち受ける課題もあり、前途はまだまだ多難との見方もある。
新斎苑事業については、その受け入れを巡り地元や地域に大きな分断を引き起こした。住民間の溝はまだ深いまま、市は将来に向けたまちづくりの「地元活性化事業」(地元還元事業)で穴埋めしようとしているが、横井東、鹿野園、白毫寺の3町と約束した事業の総額はいまだ明らかになっていない。