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農のある風景

あすかルビー(天理市) ■29■

美味な大粒“箱入り娘”

写真

 写真のパックに入ったイチゴを見てほしい。小さいイチゴは10粒ぐらい入っているが、大きいものはわずか6粒。大きなサイズが特徴だ。「今までで一番大きなものは幅約13センチ、高さ約6センチ、重さは120グラムで通常の3倍以上でした」と話すのは、天理市嘉幡町のイチゴ農家森山秀一さん。

 5棟のハウスで育てるのは人気の「あすかルビー」。ほとんど3L(35グラム)以上の果実を出荷する。天理市二階堂地区の農家とともに、5軒で大粒のイチゴを市場に送り出す。通常、大きなものはシーズン初めしか採れないが、森山さんは12月から5月までの期間中、いつでも収穫できるよう大切に育てている。

 大きなイチゴは「あすかルビーデラックス箱」と呼ばれ、県内の百貨店やスーパーを中心に通販で全国にも販路を拡大。売り場では「ウワー、大きい」と歓声を上げる客も。贈答用などに人気がある。

 大きなものは味も大味かと思いがちだが、普通のサイズよりおいしい。土や水に工夫を凝らした農園のイチゴはとても甘く、味もしっかりしていた。愛称をつけて、宮崎県の完熟キンカン「タマタマ」のようにブランド品となって県農家の活性化になれば。


【写真】本紙: 藤井 博信(日本写真家協会会員)

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