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農のある風景

ハウス柿(五條市) ■14■

人の感覚もフル稼働に

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 全国の年間生産量が約700トンといわれるハウス柿。和歌山や愛知県などを大幅に抜き、約7割近くを県内で生産。北海道から九州までほぼ全国に出荷している。期間は露地物より約3カ月ほど早く、6月下旬から9月20日ごろまでで、品種は県ゆかりの刀根早生(とねわせ)1種類。

 旧西吉野村を中心とした五條市や下市町など約40軒の生産農家が、合わせて約15ヘクタールに及ぶ温室で育てている。この柿は贈答用に用いることが多く、ピークはお盆前。

 JAならけんハウス柿部会の中西一夫会長によると「今年は梅雨明けが遅く一時期秋の気配になったため、柿の色づきが早く出荷が早まった」と話し、値段は例年より2割ほど安い。Lサイズ11個、約2キロ入り1ケースが店頭で3000円ぐらいという。

 五條市西吉野町奥谷のJAならけん西吉野柿選果場では、パートや生産農家の人たち約40人がフル稼働で選果から箱詰め作業まで行っている。平成10年に完成した施設は、最大1時間当たり約20トンを処理することができる。

 場内では、ベルトコンベヤーで運ばれた柿が、自動でサイズごとにより分けられ、箱詰めされる。だがカラーセンサーなどを用いたコンピューター管理の近代的なこの施設でも、人の手や目の感覚は重要。選果機にかける前に人による選別が行われ、機械で判別できない傷などを見つけ出している。


【写真】本紙: 藤井 博信(日本写真家協会会員)

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