奈良新聞社は、万葉人の世界と奈良にゆかりの深い文豪・志賀直哉の世界を「花」を通して描いた随想集「花まんだら」を発行しました。
著者は、奈良文化女子短期大学名誉教授の宮地たかさん。本書の前半は、奈良新聞に平成8年4月から同10年4月まで連載された中で、筆者が担当した「万葉の花」部分を大幅に加筆したもの。後半は昭和4年から10年間、古都に“高畑サロン”とも呼ばれた自宅を建てて暮らし、名作長編「暗夜行路」を書き上げた志賀直哉の軌跡にふれた随想録となっています。
著者は宗教・哲学書のみならず万葉集にまつわる書物も多く、今回は万葉歌に出てくる花が織りなす人間模様を描き出しています。また、志賀直哉の旧居が同短大のセミナーハウスという関係もあり、明治から昭和の多難な時代を生き抜いた直哉の“心の旅路”をたどり、その人間味あふれる世界を紹介しています。
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宮地 たか
・四六判
・261ページ
・定価 1,680円(本体1,600円+税5%) |