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荒廃神社から人集う場所に - 御所の葛木御歳神社

2017年12月19日 奈良新聞

「葛木御歳神社」の宮司東川優子さん=御所市

 人の手が入らず荒廃していた御所市の神社が、女性宮司の呼び掛けに応じた神社ファンらの協力で県内外から人が集まる場所に生まれ変わった。神道講座やピアノコンサートを開催するカフェも併設し、今では参加者が境内を自主的に掃除する姿も見られる。

 「葛木御歳神社」の宮司東川優子さん(55)は大阪府八尾市の出身で、縁があり御所市に移住した。前宮司は別の仕事で忙しく、かつては祭りをしてもほとんど人が来なかった。境内の管理は行き届かず、神社の一部の施設にはイタチが出入りしていた。

 東川さんによると、神社は稲作の神様「御歳神」を祭る全国の総本社。平安時代初期の文書にも登場し、本殿は江戸時代後期に奈良市の春日大社から移築された由緒ある神社だ。だが当時は社務所が朽ちかけ、拝殿は泥やコケに覆われていた。「まるで幽霊屋敷。近寄りがたかった」という。

 転機は平成15年。東川さんの実家の家業が行き詰まり、精神的に追い詰められた。鳥居の前で立ちすくんでいると本殿が目に入った。「何もないけど神社がある。ほったらかしにできない」と宮司になることを決意し、神職の資格を取った。

 神社のホームページを立ち上げ掲示板に「神社をきれいにしたい」と書き込んだところ、神社ファンの神戸市の男性から連絡があった。男性の友人ら数人と境内の竹などをつなぎ合わせ、川からちょうずを引いた。地元氏子の協力も次第に集まり、26年に修理を終えた。

 「参拝に来る人とゆっくり話したい」とクラウドファンディングで資金を集め、27年にはカフェを併設。神道講座などのイベントにこれまで県内外から数百人が参加した。東川さんは「神社を通じてさらに人の輪が広がれば」と話している。

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