国原譜
自民党の大勝で衆院選は幕を閉じた。今回は…
自民党の大勝で衆院選は幕を閉じた。今回は、県内で野党の牙城だった1区からも自民党が議席を奪回。“完全制覇”はすごいが、どうにも不満だ。
なにも強制的な「一党独裁」になったわけではない。有権者が自らの意思で一票を投じ、その積み重ねが今回の結果となったにすぎないと言われれば、その通りだ。
十分に理解しているつもりだが、それでもふに落ちないのはなぜか。当方の政治に対する考え方や政策と合致していないからか。単に好き嫌いの違いにすぎないのか。
選挙結果の数字を見ると、特に比例票などは自民党も公明党も伸びているわけでもない。政策に新味のない野党の新党が二つもでき、票が分散しただけではないか。
本紙の記事審議委員は「打ち出した政策(公約)を確実に実現するかどうかだ」と口をそろえる。口先だけかどうか、マスコミもしっかり監視をとの忠告である。
政策の検証はもちろんのこと、政党の消長がどのような力学で決まるのかも改めて考えたい。常在戦場の衆議院。新議員の言動によく注視しながら、次の選挙にも思いをはせておこう。(北)
なにも強制的な「一党独裁」になったわけではない。有権者が自らの意思で一票を投じ、その積み重ねが今回の結果となったにすぎないと言われれば、その通りだ。
十分に理解しているつもりだが、それでもふに落ちないのはなぜか。当方の政治に対する考え方や政策と合致していないからか。単に好き嫌いの違いにすぎないのか。
選挙結果の数字を見ると、特に比例票などは自民党も公明党も伸びているわけでもない。政策に新味のない野党の新党が二つもでき、票が分散しただけではないか。
本紙の記事審議委員は「打ち出した政策(公約)を確実に実現するかどうかだ」と口をそろえる。口先だけかどうか、マスコミもしっかり監視をとの忠告である。
政策の検証はもちろんのこと、政党の消長がどのような力学で決まるのかも改めて考えたい。常在戦場の衆議院。新議員の言動によく注視しながら、次の選挙にも思いをはせておこう。(北)