国原譜
ラジオのパーソナリティーとして、カント…
ラジオのパーソナリティーとして、カントリー&ウエスタンの歌手として、京都を中心に活躍した諸口あきらさんが、10日に81歳で亡くなった。
今から40年以上も前の青春時代に聴いた、KBS京都の深夜放送「日本列島ズバリリクエスト」などで、頼れる兄貴として「諸兄い」と呼ばれていた。北九州生まれなのに、なぜか江戸の「べらんめえ調」の語り口だった。
円山公園野外音楽堂での「宵々山コンサート」などで、ギターを抱えてカウボーイハットをかぶり歌う姿は格好良かった。
持ち歌の「キーストン・ブルース」は、1967年の仁川の阪神競馬場で65年度のダービー馬、キーストンに起きた悲劇を歌ったもの。けがした競走馬が倒れた騎手を気遣う姿を描いた、涙なしには聴けない語りと曲であった。
その後、MBSラジオで夕方放送の「イブニングレーダー」では辛口の評論を展開して人気だった。
不倫や暴力、政活費の流用…、もはや何でもありの現在の政治家の姿をみて、どうコメントするだろうか。「しょうがねえな、全くなあ」―そんな、ぼやきが聞こえて来そうだ。(恵)
今から40年以上も前の青春時代に聴いた、KBS京都の深夜放送「日本列島ズバリリクエスト」などで、頼れる兄貴として「諸兄い」と呼ばれていた。北九州生まれなのに、なぜか江戸の「べらんめえ調」の語り口だった。
円山公園野外音楽堂での「宵々山コンサート」などで、ギターを抱えてカウボーイハットをかぶり歌う姿は格好良かった。
持ち歌の「キーストン・ブルース」は、1967年の仁川の阪神競馬場で65年度のダービー馬、キーストンに起きた悲劇を歌ったもの。けがした競走馬が倒れた騎手を気遣う姿を描いた、涙なしには聴けない語りと曲であった。
その後、MBSラジオで夕方放送の「イブニングレーダー」では辛口の評論を展開して人気だった。
不倫や暴力、政活費の流用…、もはや何でもありの現在の政治家の姿をみて、どうコメントするだろうか。「しょうがねえな、全くなあ」―そんな、ぼやきが聞こえて来そうだ。(恵)