このページでは、Javascriptを使用しています

国原譜


現在位置:トップページ> 国原譜> 記事


2017年9月1日 奈良新聞

 飛鳥地域で最大の方墳とされる明日香村の小山田古墳で、今度は石室内の通路が見つかった。昨年度の調査で横穴式石室も確認され、関心が高まるのは被葬者だろう。

 研究者の見方は二つに分かれる。一つは天智、天武両天皇の父である舒明天皇の初葬墓、もう一つは蘇我蝦夷が生前に造らせた「大陵」だ。

 今春、三重大学の小澤毅教授から「小山田古墳の被葬者をめぐって」と題した論文をいただいた。小澤氏は「大陵」説だが、セットで築かれた「小陵」の比定が他の研究者と異なる。

 日本書紀によると、蘇我蝦夷・入鹿親子は生前に大陵と小陵を造らせた。そのために大勢の民を動員するなど、横暴を象徴する出来事だった。

 小澤氏は墳丘の規模などから小山田古墳が「大陵にふさわしい」とする一方、昭和23年に撮影された航空写真に注目、小山田古墳が見つかる尾根と並んでもう一つの小さな尾根が写っていた。

 残念ながらその後の削平で尾根はもうない。小澤氏が指摘するようにそこに小陵があったなら、「双墓」と呼ぶにふさわしい景観だったろう。被葬者論の深まりに期待したい。(増)

 

記事の詳細は本紙をご覧下さい ⇒ 【 奈良新聞を購読する 】


最新ニュース

変わる古都の西玄関 - 南北自由通路 北側広場改修/近鉄大和西大寺駅写真付き記事[2017.11.21]

介護報酬を不正受給 - 刑事告訴も視野/奈良の事業所[2017.11.21]

畝傍高音楽部を認証 - 「Sクラブ」として支援写真付き記事[2017.11.21]

楽しみながら健康に - 王寺で「ならコープ健康大学」写真付き記事[2017.11.21]

トップが意識改革を - 奈良で人材確保セミナー写真付き記事[2017.11.21]

墓域の南北規模60メートル - 外濠の北辺見つかる/橿原・四条1号墳写真付き記事[2017.11.21]

質疑 扱い巡り論議 - 来月実施は難航か/少数党派配慮の県会[2017.11.20]

「南国」薫る魅惑の歌声 - 万葉浪漫フェスin藤原宮跡写真付き記事[2017.11.20]

「がん検診」受けて - 県と協働でキャンペーン写真付き記事[2017.11.20]

叔父への思い 世界へ - 米田さんに感謝状/視覚障害者専用の囲碁盤を考案写真付き記事[2017.11.20]



PR



おすすめサイト

会社概要採用情報新聞購読出版情報個人情報保護特定商取引法に基づく表示サイトマップ