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国原譜


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2017年8月30日 奈良新聞

 「お兄さんは専門家なんだから、作文の書き方を教えてやってくださいよ」。先日、帰省中の弟嫁から、中学2年のおいの作文指導を頼まれた。教師経験などないから冷や汗ものである。

 「何を書いたらいいのか分からない」とおい。小さいころから水泳に熱中しているのを思い出し、「自分の経験を具体的に書けばいい。苦しかったこと。楽しかったこと」。

 アドバイスはしてみた。そういえば、おいが本を読んでいるのを見たことがない。漫画を読むことや、ゲームには熱心だったが。

 平成29年度全国学力テストのアンケート調査によると、学校の授業時間以外に読書をしていない生徒数は、県内で中学校42・4%(全国平均35・6%)にも達している。

 おいだけではない。中学生の活字離れが目立っている。専門家ではないが、本を読んでいない人間が、読解力や作文力を向上させるのは難しいのではないかと思う。

 「急に作文をうまく書けるようにはならないよ。日ごろから読書に親しむのが大切」と、おいが新学期に提出する作文の出来が悪かった場合の言い訳を考えている。(栄)

 

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