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国見の歌の眺望見えた - 香久山山頂の枝木伐採

2017年4月19日 奈良新聞

枝木が剪定(せんてい)されて見晴らしが良くなった眺望=橿原市の香具山山頂

 国名勝・大和三山の一つ、橿原市の香具山(標高152メートル)で、山頂の枝木が伐採され、舒明天皇(593~641年)が国見の歌を詠んだ眺望が再び姿を現した。

 香具山は大和三山のうちで最も神聖視された山。舒明天皇は「大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば 国原は 煙立つ立つ 海原は■(かまめ=かもめ)立つ立つ うまし国そ 蜻蛉島(あきづしま)」と詠んだ。

 ただ山頂は近年、昭和50年代に植栽されたスギやヒノキなどが茂り見晴らしが悪くなったため、市は平成23年から香具山を含めた大和三山の眺望や景観の確保に着手。国有林を管理する林野庁の許可を得て、ローテーションで三山の樹木伐採に取り組んでいる。

 香具山では3月に山頂の樹木15本を伐採、枝打ちしたところ、西方の眺望が開けて、畝傍山をはじめ二上山や葛城山、金剛山などを見渡すことができるようになった。

 市観光政策課は「大和三山は万葉集に詠まれ、市が誇る観光資源の一つ。ぜひ足を運んで万葉の情景を満喫してもらえれば」と話す。市は今後も大和三山の眺望と景観の確保に取り組む方針。

■「鴎」の「区」部分の「メ」が「口」三つ

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