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国原譜

中学生のころ、授業で将来何になりたいと…

 中学生のころ、授業で将来何になりたいと聞かれ、「売れない弁護士」と答えた記憶がある。何となく憧れを抱いていたからだ。

 ペリー・メイソンを筆頭にテレビドラマや映画に登場する弁護士は正義感にあふれ、かっこよかった。「売れない」とつけたのは清貧を目指していたのかもしれない。

 法学部に入学するも超難関の司法試験を受験するだけの学力も根性もなく、早々に断念。が、図書館で勉強する司法試験浪人をみると「がんばって」と影でエールを送った。

 ところが、法科大学院の創設により弁護士数が増加し、最近は質も玉石混交となってきているとか。さらにがっくりきたのが、弁護士出身の稲田朋美防衛大臣の発言だ。

 「森友学園」訴訟代理人として出廷しておきながら断固否定し、バレると「記憶に基づいた答弁で、虚偽ではない」と詭弁(きべん)まがい。弁護士を尊敬していた小生には、アイドル歌手が覚せい剤で捕まったようなショック。

 発言が真実であるなら、劣悪な記憶力で弁護士とは。弁護士像は崩壊しかけているが、これはあくまで例外であってほしい。(栄)

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